忍者ブログ
団結の力で、働く者の利益と権利を守ろう
1人でも入れる労働組合です

日本労働評議会 宮城県本部(労評宮城県本)

【指宿弁護士による講演会・労働相談を開催しました!】コロナ禍で解雇・賃下げなどがあったらどうするか

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

【指宿弁護士による講演会・労働相談を開催しました!】コロナ禍で解雇・賃下げなどがあったらどうするか

4月24日(日)
仙台市中小企業活性化センター セミナールーム2(B)にて「コロナ禍で解雇・賃下げなどがあったらどうするかー弁護士による講演と労働相談ー」を開催致しました。

 コロナ禍において、経営難や倒産などによる解雇や雇い止め、休業補償の未払いなど多くの労働相談が増えています。しかし、実際に問題に直面したとき、どうしていいか分からなくなることが多いです。
 そこで、日本労働評議会の顧問弁護士である指宿昭一弁護士に来ていただき、実際に取り組んだ事例を通じて、コロナ禍で身近に起こる労働問題についての対処法や相談窓口としての労働組合の意義について講演会を行いました。



◇講演会プログラム
第一部 講演「コロナ禍で解雇などの問題に取り組んだ事例について」
   ロイヤルリムジン一斉解雇事件、HMIホテル一斉解雇事件、龍生自動車一斉解雇事件、他
    講師:指宿昭一弁護士

第二部 対談「龍生自動車を解雇されたタクシードライバー 石川雅也さんに聞く」
    登壇者:指宿昭一弁護士、石川雅也さん

 なお、講演会終了後には、指宿弁護士や日本労働評議会宮城県本部による個別労働相談も行いました。

講演の様子

 第一部の講演では、まずコロナ禍における労働問題にはどのようなものがあるか、それらに対してどう対応すればいいのかから始まり、では実際にあった具体的な事例にはどのように取り組んできたのかをお話いただきました。

◇資料
ロイヤルリムジン:
運転手が「全員解雇」の撤回を要求 都内のタクシー会社 新型コロナウイルス
朝日新聞 吉田貴司2020年4月11日 23時25分
https://www.asahi.com/articles/ASN4C722JN4CULFA00F.html

HMIホテル:
コロナで休館の2旅館、従業員65人勧奨退職…労組は「実質的な整理解雇だ」2020/08/02 15:28 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200802-OYT1T50122/

龍生自動車:
タクシー会社でまたしても「全員解雇」 無効求めドライバー仮処分申し立て
2020年05月08日 18時26分 弁護士ドットコムニュース
https://www.bengo4.com/c_5/n_11185/
 そして、第二部の対談では、実際に不当解雇に直面し、それに対して取り組んできた石川雅也さんに出演していただきました。なぜ労働組合に加盟したのか、解雇通告を受けたときに考えたことはなにか、組合として団体交渉を行ったときに考えたことはなにか、なぜ記者会見をしたのか、裁判に取り組んだことについてどう考えているのか、などについてお話頂きました。


 参加した方からは、「労働問題にあったときにどう対応すればいいのか知れた」、「石川さんの話に、一人が声をあげることから変えていけるんだと実感した」などの声を頂きました。

 今後も、日本労働評議会では、ハラスメントや過重労働、低賃金など、労働者の皆さんの現状、悩みに寄り添った講演会や企画を連続して行っていきたいと考えております。
 なお、次回の講演会の日程は、7月24日(日)を予定しております!


◇指宿昭一弁護士
略歴
1985年3月 筑波大学第二学群比較文化学類卒業
2006年4月 司法修習生(第60期)
2007年9月 司法修習終了、弁護士登録(第二東京弁護士会)、
      暁法律事務所開設(~現在)

 [主な活動等]
日本弁護士連合会:人権擁護委員会第6部会特別委嘱委員(外国人労働者受入れ問題PT、技能実習生問題PT)関東弁護士会連合会:外国人の人権救済委員会委員(元委員長)
日本労働弁護団全国常任幹事・東京支部元事務局長
外国人研修生問題弁護士連絡会共同代表
外国人労働者弁護団代表
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員
2021年アメリカ国務省・人身取引と闘うヒーローとして表彰 

[主な著書]
『外国人研修生 時給300円の労働者2』(共著、外国人研修生権利ネットワーク編、共著、明石書店、2009。執筆部分=「外国人研修制度をめぐる裁判とその争点」)
『外国人の人権 外国人の直面する困難の解決をめざして』(関東弁護士会連合会編、共著。明石書店、2012年。執筆部分=第2章)
『外国人実習生 差別・抑圧・搾取のシステム』(「外国人実習生」編集委員会編、共著、学習の友社、2013。執筆部分=「外国人技能実習生問題とはなにか-実習生裁判が明らかにした到達点と課題」)
『働く人のためのブラック企業被害対策Q&A』(ブラック企業被害対策弁護団編、共著、弁護士会ブックセンター出版部LABO、2013年)
『会社で起きている事の7割は法律違反』(朝日新聞「働く人の法律相談」弁護士チーム著、共著、朝日新聞出版、2014年)
『外国人技能実習生法的支援マニュアル  今後の外国人労働者受入れ制度と人権侵害の回復』(外国人技能実習生問題弁護士連絡会編、共著、明石書店、2018年)
『使い捨て外国人 ~人権なき移民国家、日本~』(単著、朝陽会、2020年)
『リアル労働法』(共著、法律文化社、2021年)

[担当事件]
・三和サービス事件(津地裁四日市支部判平成21.3.18労判983号、名古屋高判平成22.3.25労判1003号)
・日本ヒューレット・パッカード事件(最高裁平24.4.27労判1005号)
・国際自動車事件(東京地判平成27.7.16労判1114号、東京高判平成27.7.16労判1132号、最高裁平成29.2.28労判1152号、最高裁令和2.3.30労判1220号
・シャンティ倒産争議事件(ドキュメンタリー映画「オキュパイ・シャンティ」のテーマ)
・「全国部落調査」出版差止事件(係争中)

 

 






拍手[0回]

PR

コメント

日本労働評議会 宮城県本部

  Mail rouhyomiyagi@yahoo.co.jp
TEL/FAX 022-272-5644

住所 〒980-0005
   宮城県仙台市青葉区梅田町1-63
    第5白鳥ビル201

東北 宮城 仙台 労働相談 労働組合 ユニオン