労評では、産業別、職業別の組合(単産)作りの1つとして、
クリーニング業界における単産建設に取り組んでいます。
クリーニング業界は、働いている労働者の多くが女性・パートであることや、
業界の成り立ちの経緯などによって、過去を遡ってみても、そもそも業界に労働組合はほとんど存在しません。
そんな中で、大企業、中小企業いずれであっても、働いている労働者は無権利状態に置かれています。
残業代の不払いをはじめ、有給が取れない、休憩時間が取れない、雇用契約書がない、各種保険に加入していない等といった労働基準法違反や、
最低賃金すれすれでなおかつ昇給がほとんどないという低賃金の問題は、
クリーニング業界ではごく当たり前となってしまっているのが現状です。
皮肉なことに、クリーニング業界は、ブラック業界とすら言える状態ではないでしょうか?
労評では、クリーニング業界における単産(労評クリーニング労組)のもと、
業界全体の改善へ取り組んでいます。
法律違反の改善や賃上げなどによって労働者の生活・権利を守る活動はもちろん、
お客様目線で仕事に励むことができ、クリーニングで働く労働者が自らの仕事は衣・食・住のうち「衣」を支えている、社会になくてはならない仕事なんだということに誇りを持って働ける職場となるように、単産建設に取り組んでいきます!