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スリーエスコーポレーションの東京営業所で分会を立ち上げてから3回目の団体交渉を行っています。組合は、これまで会社が労働者に対して一人親方として契約してきたことがいわゆる偽装請負にあたることを指摘し、今後は雇用契約に是正するとともに、過去の未払い残業代の支払いなどを求めて交渉してきました。すなわち、過去も雇用関係にあったのだから、年次有給休暇もあるし、雇用保険なども過去に遡ってかけて欲しいなどの要求を出してきました。
会社は弁護士を通して偽装請負を否定していますが、組合が過去も雇用関係にあったと主張するなら、源泉徴収分や住民税、社会保険加入資格を満たしている人はその保険料などを支払ってもらいたいと述べてきました。実質的には過去の雇用契約を認めるという姿勢です。組合員は少ない賃金で生活していますので、これらの税金や社会保険料を一括して支払うことはできませんが、会社が要求するなら分割でも支払って、過去の清算はするつもりでいます。
労評スリーエス分会の組合員が望んでいることは会社の真摯な謝罪です。会社は実際は雇用関係なのに、労働者を個人事業主として扱い、その結果、組合員らは慣れない確定申告をさせられ、ある組合員は多額の納税額を支払うために借金までしなければならない状況に置かれてきました。そして、会社が勝手に一人親方労災保険加入手続きをしていましたが、ケガをしても労災保険の適用もされず、労災手続きをできないのかと聞いても、できないとごまかされてきました。職人契約と言われても、営業活動を手伝ったり、下請けの業者が来たら指導するよう命じられたりしてきました。また、繁忙期を過ぎると月に20日は働きたいと希望を出しても、半分近くカットされてしまうこともありました。勿論カットされても補償はされませんから、わずかな貯金を取り崩すしかありません。これも雇用関係であれば休業手当を支給されるはずですから生活に困窮することも避けられたでしょう。身分は一人親方、実際は従業員というねじれた雇用関係の中で、労働者として得られる権利も行使できなかったのです。
したがって、会社は事実を捻じ曲げて偽装請負を否定するのではなく、社長自ら団体交渉に出席し、「皆さんに迷惑をかけてきた。今後は法令を重視して雇用関係を守って労働者の権利を保障する。」と述べるべきです。労評スリーエス分会が望んでいるのはこのような会社の真摯な態度です。団体交渉は弁護士と常務に任せて、適当にあしらっておくという態度では健全な労使関係は作れません。スリーエス分会と労評都本部は引き続き、会社の違法行為を是正させ、労働者の権利が確立された職場を目指して頑張っていきます。
スリーエスの他の営業所で働く「一人親方」の皆さん。貴方は労働者です。組合に加入して労働者の権利を獲得しましょう。
現在、団体交渉の申入れをして、そのやり取りをしています。会社は一か月後に、茨城ではなく本社のある酒田市でやると言ってきています。組合からは速やかに茨城ブ ロック圏内で開催することを要求し、交渉しています。すでに組合からは第1回目の団体交渉は組合から要求の説明をするので会社が準備することは必要ないの で、7月中旬までに開催することを要求しています。要するに役員のスケジュールを調整して出席してもらえば良いと説明していますが、それでも会社は一か 月先に延ばしています。
また、企業規模が大きい場合、地方の支社などで合同労組に加入して会社に団体交渉を申入れた場合、往々にして開催場所をめぐって対立することがあり ます。茨城の組合員が山形県の酒田市に移動して団体交渉をする経済的、時間的負担を考えれば、会社に対応力があるのは誰のみから見ても明らかであり、到底 認められるものではありません。組合は早期に茨城圏内で開催を求めて交渉します。
労評ロイヤル分会が結成されてから、労働者からは日増しに組合への期待の声が高まっています。年収を配偶者控除上限で働く契約をしているパート労働 者もたくさんいますが、人手不足でかなりオーバーワークなので10月頃には上限を突破するので、それ以降休まなければならない状況にあります。これから人 手不足になると、他の社員や年収制限のないパートに負担がかかります。今のロイヤル社の経営方針では売上が目標に達しないとみると、突然割引セールを入れ たり、メールで集客作業をやらされたり、労働者に負担を強いることばかりさせるので、人手不足が解決しないということに多くの労働者が不満を持っていま す。時給も何年働いても上がらないし、勤務態度を一面的に批判されたりするし、こういう労働環境を何とかして欲しいという声が徐々に上がってきています。
労評ロイヤル茨城分会はこれらの切実な労働者の声を反映させて、一歩づつ労働条件と労働環境の改善に向けて活動をしていきます。茨城圏内の労働者に限らず全国のうさちゃんクリーニングで働く皆さんが組合に加盟することを呼びかけます。
7月5日、ロイヤルネットワーク社(うさちゃんクリーニングの店舗展開をしている東日本全域に工場と店舗を有する業界でも大手のクリーニング会社) の茨城分会を結成し、茨城ブロック長を通して、組合の結成通知、団体交渉の申入れをしました。まずは組合のビラから一部を転載します。
労働組合ができました。名前は日本労働評議会ロイヤルネットワーク茨城分会(略称 労評ロイヤル茨城分会)です。私たちは3年前か ら福島の元従業員の残業代等の支払いを求めて交渉し、サービス残業を止めさせ、互助会費を廃止させてきた労働組合です。本日、会社に組合の結成通知を行 い、団体交渉を申入れました。
この度、結成された労評ロイヤル茨城分会は竜ケ崎工場と店舗を中心に、茨城県ブロックでまずは労働組合活動を開始します。皆さ ん、労働組合に加入しましょう。不満があっても何も言えず黙って働くか、嫌になって辞めるか、そんな選択しかできなかったうさちゃんクリーニングの歴史を 終わらせましょう。これからは堂々とものを言いましょう。問題があったら会社と団体交渉をして解決しましょう。
本日会社に申し入れた要求内容を紹介します。
1.何年働いても昇給がないのは非常識、ちゃんと昇給して
他のクリーニング会社でも昇給しています。スーパーのパートも昇給します。うさちゃんは何年働いても昇給しません。給与規定というのがあるそうです が、誰も見たことがありません。パートにチャレンジシートを書かせるくせにマネージャーからは何も評価がされませんし、昇給もしません。それで人手不足だ と言います。昇給もない会社に人は定着しません。昇給制度を作らせます。
2.休憩時間はちゃんと取らせて
6時間以上働く場合は、途中で45分以上の休憩を取らせることが法律で決まっています。でも、うさちゃんでは、通しで働いてもワンオペの店舗は休憩 が取れません。長い人は12~13時間連続で働いていて、10分くらいしか休めません。法律を守って休憩時間を取るようにさせます。
3.パワハラは止めて。覆面調査や加工製品獲得率の公表は中止に
覆面調査を外部機関に依頼し、店舗や個人名を出して接客態度が悪いなどの公表をすることや、加工製品獲得率を最下位まで個人名を出して競争心を煽ることもパワハラです。こういう個人攻撃のやり方は止めさせたいと思います。
4.夜中まで働きたくない
繁忙期には工場によっては女性が夜中まで仕事させられたり、長時間労働を強いられています。また、店舗でも通しで働く場合は朝9時から夜の10時過ぎまで働きます。他のクリーニング会社で女性を夜中まで働かせることはありません。
5.工場長不在が一年続く異常さ
竜ケ崎工場では工場長が一年も不在で、他に社員もいません。パートだけの工場なんてロイヤルネットワーク社だけではないでしょうか。トラブルが起きても責任を持った対応ができません。
その後、会社は5月5日付で、分会長へ不当な懲戒解雇処分を実行しました。
これに対して、6月22日、分会長の不当解雇について、仙台地裁に労働審判の申立を行いました。
分会長の懲戒解雇について、会社側は就業規則違反による懲戒解雇だと主張していますが、分会長の具体的にどのような行為が就業規則に違反したのかを説明していません。分会長の在職中に解雇事由の説明を求めても、会社側は無視を続けました。
一方で、解雇通知の際に会社役員が「組合を辞めるか、会社を辞めるか、どっちかの選択だって言ってんだよ」と述べているように、明らかに組合活動を解雇事由にしています。
よって、組合活動を理由にした分会長の懲戒解雇は、組合員に対する不利益取扱い(労働組合法第7条1条)、及び組合の運営に影響を及ぼす支配介入(労働組合法第7条3条)に当たるため、不当労働行為となり違法です。
そして、就業規則違反の事実はなく解雇権の濫用でもあり、やはり不当な懲戒解雇です。
労評として、労働組合に加盟して活動したことで懲戒解雇されるということは到底許せません。
労評の「1人の労働者の解雇も許さない」という精神の下、徹底して闘い、労働審判で勝利し、分会長の懲戒解雇撤回を勝ち取ります。
分会長も、これからの若い世代の方のために、会社を持続・発展させるために、労働者全員が協力して気持ちよく働ける環境にしていくために労働組合をつくったので、必ず職場復帰する意思を固く持っています。
*「労働審判」について
労働審判というのは、裁判所において裁判官1名と労働審判員2名(労働関係の専門的知識経験を持っている人)の下で行われます。一般的な裁判では判決が出るまで1年前後かかってしまうものですが、労働審判は、原則として3回以内(3ヶ月前後)で決着がつきます。
分会長が懲戒解雇されて生活が不安定であるため、また、1日でも早く職場復帰して社内改善を進めるために、労働審判によって争います。